第59号 2011年3月27日

東北関東大震災
   3月11日の大震災で亡くなられた数えきれない方々の中には障がい者や寝たきりの方や病気で動けない方などもふくまれていたはずです。そのために逃げられなかった方、逃げ遅れた方、情報がなく知らなかった方などもいたと思われ、心が痛みます。ご冥福をお祈りします。
      生き残っても避難先で亡くなる方もいますから、避難所での生活の過酷さは私たちの想像を超えています。その上に障がいなどハンディキャップを持つ方々はさらに大変です。
      石垣島は被災地から遠く離れていますが私たちにできるベストの支援をしたいものです。

全盲女性が避難もれ
   大震災発生から4日たった3月15日、福島県南相馬市の警察署に「近所の人がみんなどこかに行ってしまった。水が出なくて困っている。」と電話があり、聞いてみると全盲の78才女性で、その家は福島第1原発から半径20kmの圏内にあり、放射能の危険によって避難指示が出されて誰もいないはずの地域だった。警官が駆けつけて女性を避難所に搬送した。(時事通信社他の3月16日付記事を編集)

避難所での情報格差
   陸前高田市の中学校に避難中の視覚障がいをもつ男性(46)は、安否情報などが紙に書いて貼りだされるため、声や点字の情報がほしいと訴えています。(岩手毎日jp3月16日)

 

全盲男性が避難者を受け入れ
   滋賀県在住で全盲の男性(47)が福島県から避難してきた見ず知らずの一家5人を18日から自宅に受け入れています。(インターネットの書きこみより)

 

伴ネットやいまでも援助計画を検討中
   当会でも今回の震災で被災された方々に対する援助を検討中です。

 

マラソン大会情報
3月12日:名古屋国際女子マラソン=中止
同日:第1回古宇利島マジックアワーRUNin 今帰仁村=中止
同日:第29回東村つつじマラソン=中止
3月20日:なんぶトリムマラソン(視覚障害者マラソン沖縄大会と併催)=実施、会員の玉城町子さんが崎浜律子さん(55、本部町)の伴走で参加、5km全盲の部で優勝して一緒に表彰台にあがりました。玉城律さんも5kmの部で完走。

障がい者・ウォーク&ラン指導および伴走者スキルアップ教室

 2月27日(日)午前9時より12時まで、市健康福祉センターにてNPO法人日本スポーツボランティア・アソシエーション(略称NSVA)と伴ネットやいま共催、笹川スポーツ財団後援で「障がい者・ウォーク&ラン指導および伴走者スキルアップ教室」が開かれました。
      講師はNSVAより鈴木邦雄理事と小黒ミホ子理事が来島され、伴ネットやいま会員24人、一般11人の合計35人、研修室いっぱいの参加者を前に、前半は室内で映像を使った講座、後半はホールの階段と中庭で実技が行われました。
      ○視覚障がいによる見え方の違い⇒人により見え方は千差万別、明暗も判別できない人(全盲)
      明暗だけわかる人、全体に見えにくい人、視野の周囲だけ見える人、狭い範囲だけ見える人、視野の一部が見えない人、また色の判別が困難な人などなど。
      ○よい伴走とは⇒視覚障がい者(以下、視障者)が伴走者もロープも忘れてランニング・ハイ状態になるような伴走である
      ○悪い伴走とは⇒伴走者のペースで走る、ロープを引っ張りすぎる、「がんばれ」を言いすぎる、他の人とおしゃべりしすぎる、など
      ○伴走・伴歩のとき、足元の状況だけでなく頭や顔に当たりそうな障害物にも注意する
      階段介助の実技では参加者がペアを組みアイマスクをしてホールの階段を上り下りしました。
       センター中庭では小黒講師により、参加者がアイマスクをして伴歩から伴走、ランニングの基本実技が行われました。

市長からホワイトデイ  

 

 先月11日、中山市長とのランチミーティングの際に当会からバレンタインデイのプレゼントをして、3月11日に市長からホワイトデイのお返しが届きました。平良支部長が手にしているのがいただいたキャンデーです。13日、練習に来た女性会員で分けました。市長ありがとうございました。

本部だより(22)
次世代リーダー育成へ
びーちゃー1号(私信)

今回の投稿は、伴ネット本部の公的通信ではなく、びーちゃー1号の私信としてお読みください。

私は、5年前、石垣島に単身赴任しました。石垣島を希望したわけではなく、神様が伴ネットやいま立ち上げのために行けと命じたのでした。伴ネットやいまは生まれ育ちました。そして、八重山の大自然の中を駆け巡る私の幸せは3年間で終わりました。

私は、大きな街が嫌いです。石垣島のように、すぐ自然が手に届く場所が大好きです。石垣島の次の赴任先は、皮肉なことに、県内で一番大きな街の那覇市でした。正直言って、当初は落ち込みました。でも、1年目は伴ネット本部の事務局長として設立10周年記念事業を成功させました。2年目は会長として指揮にあたり、マラソン完走講座などを通して新たに多くの若い会員が入会し、会活動が活性化しました。

 それにつれ、私の心も石垣島にいた時のようにハッピーで明るくなりしたが、この4月から、県内2番目に大きな沖縄市に転勤です。片道24kmあまりを、バスと徒歩で通勤します。一瞬、なぜ行きたくない街への転勤が続くのだろう、おーまいごっと!と嘆いたのですが、一日中、ずーっと沖縄市やその周辺市町村の地図を眺めていて、思いなおしました。

 そうです。本島中北部には、定期的伴走練習会開催を待ち焦がれているロープランナーが点在しています。きっと神様が、中北部での伴走拠点づくりに便宜を図ってくれたのでしょう。私が安心して中北部での伴走講習会や仲間作りを展開するためには、那覇の練習会を託すリーダーが必要です。このため、NAHAマラソン完走講座や、伴走講習会のリーダーを早急に育成したいと思います。次世代リーダー育成講習会は、NAHAマラソン完走講座卒業生と、伴走志願特訓受講の新人会員計12名を中心に呼びかける予定です。

会費納入のお願い
    平成23年度会費2000円の納入を会計担当(22年度は上原)までよろしくお願いします。
    今回、「ゆうちょ銀行」に新しく伴ネットやいまの口座を作りました。皆さんから直接振りこむ方法で会費を納入できます。ご利用ください。
      17020ー14766451 沖縄伴走ランナーネットワーク八重山支部
       ボランティア保険は3月末で切れますのでその前に事務局・玉盛まで280円をよろしく!

 

ニュースありくり
   ★3月意見交換会:2月26日(土)夜「たらじ」にてスキルアップ教室の2講師を迎えて懇親会と併催、会員18人と2講師参加
   ★障がい者・ウォーク&ラン指導および伴走者スキルアップ教室:2月27日(日)午前、健康福祉センター、参加者35人
   ★役員会:3月9日(水)練習後の夜、上原邸にて役員11人中10人出席
      ・3月27日のイベント=バンナで午前中走り、午後から上原さんの送別会とする
      ・会計決算前報告=黒字
      ・慶弔費=会則は改正せずに実施
      ・次期役員=3役は留任、他は一部交代
      ・次年度活動計画=11月3日群馬県民マラソン 
       大会(前橋市、ハーフと10km)に参加予定  
       その他マーペー登山など
      ☆3月27日(日)上原勝さん送別イベント
      ☆4月意見交換会:4月6日(水)練習後20:00~(雨天19:30)「シュリンパー」(新栄町のホテル・ルートイングランディア南)会費3000円
      ☆アルミ缶回収:4月8日(金)18時まで社協へ 
      ☆定期総会:4月27日(水)18:30~、場所未定(5月の意見交換会はありません。)

 

4月の練習会
   ○毎週日曜日8時、バンナ公園南口駐車場集合
   ○毎週水曜日18時30分、真栄里公園集合